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| Home > SecuTool > AVG 7 Free | |||||
永年お世話になっているAVG Anti-VirusもとうとうVer.7に変更になった。当サイトで旧バージョンを紹介したのが2001年7月である。有償のPro版はとっくの昔にVer.7になっていたが、Free版はVer.6でおいてけぼりにされたままだった。とうとうGrisoftもVer.6のメンテをあきらめたようで、Free版を永く愛用してきたユーザーには朗報である。
フルスキャン中もワープロなど他の作業が行えるくらい動作の軽快さに定評があったAVGだが新バージョンはどうなのか?さっそく試してみた。
最近、記事の行数が増えすぎのような気がするためページ内目次を付るようにした。主な項目だけだが・・・
・Installと最初のWizard
・マニュアルスキャンの実行
・コントロールセンター(Avgcc)
・E-Mail Scanner(EMS)の設定
・EMS設定のまとめ
・その他の情報(別ページ)
インストール用のモジュールはGrisoftのFree版サイト(http://free.grisoft.com/freeweb.php/doc/1/lng/us/tpl/v5)からDownloadする。インストールには8つの画面を経る必要がある。説明書によると
以上がインストール時の流れである。ではさっそく再起動してAVGを起動することにしよう。再起動後にWizard画面が出てくる。
なおGrisoftではインストール後に次のことを行うように推奨しているので念のために書いておく
マニュアルスキャンなどの実行画面から見ていく。左には各コントロール画面への移動ボタンが並んでいる。右にある3つのボタンが上から
「フルスキャン」
「指定したエリアのスキャン」
「アップデート」
の各動作ボタンである。
AVGはスキャンのことをTest(テスト)と呼んでいる。常駐タスクがShield(シールド)という呼び方なので、Grisoft社内での呼び方を決めているようだ。Grisoftのサイトに「checking (do we want to say "testing")」という記述があるので今後AVG使いの方はスキャンのことをテストと呼ぶことにしましょう。
フルスキャン(Scan Computer)は全てのドライブが対象となる。さっそくフルスキャンを実行する
実行中は右の一覧に
「ファイル名」
「スキャンの結果」
「フルパス名」
が表示されていく。
一覧の下には
「Scanned objects」:スキャン済みのファイル数
「Infected objects」:感染ファイル数
「発見されたVirus数」
と
「Pause」:一時停止
「Stop」:中断
の2つのボタンがある。
スキャンの軽さはVer.6と同じように筆者の環境では同時にワープロを動作させても問題ない程度である。またスキャンの中断時には中断したファイルから再開できる機能も持っている。
次は指定したエリアのスキャンの指示画面。ここでは画面上のドライブ&フォルダツリーからスキャンしたいドライブやフォルダを指定して下にある「Run Test Target」ボタンをクリックしてスキャンを実行する。
ツリーにはマイネットワークがあるのでLAN上の他のPCのドライブもスキャンできるのかと思ったが一覧に自PCの共有フォルダしかでてこなかった(Free版ではネットワーク上のフォルダやファイルをスキャンする機能は無い)。
なおスキャン中の画面は上のフルスキャンと同じ画面である。
ツリーの上にあるエリアは過去にスキャンした履歴とフォルダの指定を兼ねている。";"で区切ってドライブやフォルダを指定することができる。また後述するマクロ(あらかじめ定義されているフォルダやドライブ)も合わせて指定が可能である。
Diskやフォルダを選択したら下にある「Scan Selected Areas」ボタンをクリックするとスキャンが開始される。
「Back」は最初の画面に戻るである。
このツリーには「Special locations」があり
「Local hard drives」:全ての固定Disk(つまりFDやCD-ROMなどをのぞく全ドライブ)
「My Documents folde」:マイドキュメントのフォルダ
「Shared Documents」:全ユーザーのマイドキュメント(共有フォルダではない)
「Scan System Areas〜」:指定したフォルダのスキャンより先にシステムエリアをスキャンするである。
マニュアルスキャンの設定画面を少し見ておこう。設定画面はメニューバーの「Setting」から選んで実行する。設定画面はフルスキャン用と指定したフォルダのスキャン用の2つある。「Complete Test Settings」がフルスキャンの設定で「Selected Area Test Settings」がフォルダを選んでスキャンするときの設定。
「Scanning progress」はスキャン中の動作を指定するところで「Scan files without〜:スキャン中に割り込みを行わない」と「Automatically
heal〜:自動駆除(修復)を行う」がある。
その下の「Scanning properties」でスキャンの設定を行う。その内容は上から
「システムエリアのチェックを行う」
「チェックサムを用いた改変チェックを行う」
「未知Virusのチェックを行う」
「圧縮ファイルの内容をチェックする」
である。
最下段の「File extensions」はスキャンする対象となるファイルの拡張子を指定する。ここでは感染対象となるファイルだけを指定している。が、全ファイルを対象としてスキャンする「Scan
all files」を指定しても良い。スキャン対象とする拡張子を追加するときにはその下の「Add
extensions」にチェックを入れて、その下のBoxに拡張子を設定する。
最近ではjpegファイルのようなものにまでVirusが入っているので全てのファイルをスキャン対象としたほうが良いように思われる。
なおHelpには圧縮ファイルはZIP,ARJ,RAR,MSCABが対象となると記載してある。
「Scan files without〜」にチェックを入れるとスキャン中にダイアログ表示されることがなくなるので、駆除や削除といった対処はスキャン後の結果から行うことになる。逆にチェックを入れないとVirus発見時にダイアログが表示され、削除や駆除といった対処をその時点で行うことになる。
「Automatically heal〜」にチェックを入れるとスキャン中にダイアログ表示も無く、駆除や削除が自動で行われ、スキャン後にスキャンの結果から何がどうのように処置されたのかを確認するしかない。大切なファイルを誤判断により自動削除されるのも困ったものなので「Automatically
heal〜」にチェックを入れるときには注意が必要である。
指定マニュアルスキャンの設定も同じ画面である。(右クリックからのスキャンも同じ画面)
フォルダを選んでスキャンするときに使えるマクロが下記の3つだけ。有償のPro版ではもっとたくさんのマクロが使えるのに残念である。(Helpには他の指定も記述があるが試したところ使えなかった)
| <Loc> | ローカルのハードディスク | 例えばフロッピードライブとマイドキュメントをスキャンするときには「A:\;<Doc>」と指定する。 |
| <Doc> | 現在実行中のユーザーアカウントのマイドキュメント | |
| <DocAll> | 全てのユーザーアカウントのマイドキュメント |
またメニュバーの「Tests」→「System area check settings」でシステムエリアチェックの内容が変更できる
システムエリアチェックでは左のような内容をチェックする。「Add file」でファイルの追加やRemove〜でBootエリアやMBR、システムレジストリをチェックしないように変更することも可能である。
テスト結果はダイアログで表示される。感染ファイルの発見時は「Virus Found!」と赤文字で表示されるので判りやすい
表示内容は大きく分けて上がスキャンの日付やファイル数、下が感染ファイル数や駆除ファイル数、一番下に「Scan
again」が再スキャン、「Close」がダイアログを閉じるである。
ここでは494ファイルをチェックして
感染数が3
駆除が0
隔離部屋に移動が0
削除が1
になっている。
スキャンの設定で「自動駆除(削除)を行う」にチェックを入れているので、自動削除となった。自動駆除(削除)にチェックが無けれは、この表示を見て感染ファイル数を確認し、次の画面で駆除や削除を手動で行う。
「Display Test configuration」はスキャンを行った設定内容の表示で、先のスキャンの設定画面で表示される。
この画面からAVGは自動駆除が選択されているときは「Heal:駆除(ファイルからVirusを切り離す)」→「Move
to Vault:隔離部屋に移動」→「Delete:削除」の順に試しているのだと思われる。
「Close」をクリックするとスキャン結果が表示されるので自動駆除の設定になっていいない時には、この履歴画面からVirusの削除や隔離部屋への移動処理を行う。
このようにEicarのテストVirusと削除されたI-Worm/Mabutu(名前は表示されていないが)あることが判る。
履歴の詳細を確認すると
I-Worm/Mabutuに感染していたのは「ハガレン」というファイルで削除されました・・・ということである。日本語のファイル名でも問題無しですね。
右クリックからのスキャン(Shell Extension)も同じで、スキャン後にダイアログが表示され感染があれば「Virus Found!」となる。
スキャン結果を見ると感染したVirusが確認できる。このとき下にあるボタンが
「Heal:駆除」
「Move to Vault:隔離部屋へ移動」
「Delete file:削除」
「Detail:詳細情報」
「Close:閉じる」
である。
この画面は自動駆除の設定になっていないときに利用する画面なのでフルスキャンやフォルダを指定してのスキャンでも同じ画面となる。
繰り返すがこのスキャン結果で削除や駆除を選択するためにはスキャンの設定画面で「Automatically heal〜:自動駆除(修復)を行う」にチェックを入れてはいけない
感染ファイルを上が駆除したとき、下が削除したとき。表示に違いは無い。まぁVirusを駆除したのもDeleteだし、ファイルごと削除したのもDeleteなのは判らなくも無いが・・・
なお詳細情報はVirus辞典からの情報とファイルの詳細があるのでややこしい。
最後にUpdateの画面
この画面の前に注意書きが表示されるが、内容は「周期的にVirusパターンファイルをUpdateするので最新パターンを取得するように!」というような意味なので気にしなくて良い。Update画面はVer.6のときと同じでDownloadの進捗率が一番下のGrisoftのロゴの色が変って表示される。
アップデートのファイルをDownloadするとUpdateが自動実行される。
ここではmicroavi.avgというファイルとupd_vers.cfgの2つのファイルが更新されていることがわかる。アップデートが終了すると確認ダイアログが表示され「OK」ボタンをクリックするか、30秒ほったらかしにしておくとアップデートは完了する。
アップデートには3種類の重要度が設定されている。有償版での機能だが、重要な更新は1時間ごとにチェック、重要でない更新は1日に一回チェックするなどの設定が可能なためだ。したがってFree版ではあまり意味がないが念のために書いておく。
| Priority update | Virus定義ファイルの更新があるときで、すぐに更新することが望ましい。エンジンやコンポーネント等のプログラムの変更は含まれない |
| Recommended update | プログラムのバグ解消版や機能アップなどの変更。 |
| Optional update | 重要ではない更新。画面の表示の変更やSetupモジュールの変更など |
マニュアルスキャンの実行は以上である。
設定としてはメニューバーの「Service」→「Program setting」でスキャンの履歴やKey割り当ての変更が可能になっている
上から順に
「スキャンテスト結果の保存期間」
「保存する件数」
下には
「スキャンテスト結果をメニューバーに表示する件数」
「並び順」
、最後のチェックは
「コンポーネントの状態が変化したときにバルーンを表示する」
になっている。
Key割り当ては
ファンクションキーやコントロールキー+コマンドボタンで色々な動作ができるようになっている。あまり使わないかな?
ここで全ての状態表示&設定と、マニュアルスキャンを行う「Test Center」、「Help」、パターンファイルの更新を行う「Update」画面への切り替えを行うことができる。
状態表示&設定画面は7つあり
「AVG Resident Shield」:常駐タスクの設定
「E-Mail Scanner」:E-Mailのスキャンの設定
「Internal Virus database」:Virusのデータベース
「Scheduler」:定期的なスキャンやUpdateの設定
「Shell Extension」:Explorerからスキャンを設定
「Update Manager」:パターンファイルUpdateの設定
最後に(左の画面では下に隠れているが)「Virus Vault」:Virusの隔離部屋
であるである。
コンポーネントを無効、障害または何らかの警告があるとTopが赤く変化する。
この画面の下にあるボタンは「Activate/Deactivate」が各コンポーネントの有効/無効の設定、「Properties」がコンポーネントの詳細設定、「Update」はUpdateの実行などのボタンで、Resident Shieldでは「Properties」のボタンだけが出てくるが、各コンポーネントごとにいろいろな複数のボタンが表示される。
・常駐スキャン(Resident Shield)
最初はResident Shieldを選んで右クリックで「Properties」を選ぶか画面右下の「Properties」ボタンをクリックして設定を行ってみる。
ここでは常駐スキャンの基本的な設定を行う。上から順に
「フロッピードライブをスキャンする」
「プログラムファイルをスキャンする」
「ドキュメントをスキャンする」
「E-Mailファイルをスキャンする」
「未知Virusへ対応する解析を行う」
「ファイル保存時もスキャンする」
「全てのファイルをスキャンする」
「拡張子が無いファイルはスキャンしない」
である。
新しい機能は「On-close Scan:ファイルの保存時にスキャンする」で、通常ではファイルのOpen時や実行時にスキャンを行うが、この機能はファイルが保存されるときにスキャンを行うことにより実行されるまで感染に気付かないというような現象が解消される。
「Scan all files」にチェックを入れると「Turn off scanning〜」はチェックを入れても無効になる。このあたりの設定はPCの処理能力にもよるので、どうも動作がもたつくと感じるようであれば設定を見直してスキャンの対象とするファイルを制限したほうが良いだろう。
全般の設定は各7つのコンポーネントで共通になっており、バージョンと日付と状態が表示され、下には「このコンポーネントをセキュリティセンターに表示する」、「コンポーネントが異常な状態のときだけ表示する」、「コンポーネントが異常状態になっても無視する」の設定となっている。通常は変更する必要は無いだろう。
AVG7はパターンデータの更新が行われないとすぐに「Internal virus database」が「ウィルスが古すぎる」と警告を出してくる。こんなときは
・「Internal virus database」のトップが赤くなる
・タスクトレイのアイコンがグレーになる
・「virusデータが古い」のポップアップが表示される
のでUpdateをおこなうこと
感染ファイルを発見するとダイアログが表示され「駆除」や「削除」の指定が可能になる
いかにも悪そうな面構えをしたキャラクタが表示されて警告を発してくれる。
このとき操作できる方法は
「Keep」:そのまま(On-Closeのとき)
「Deny」:アクセスを禁止する(Openまたは実行時)
「Info」:ファイルの情報
「Heal」:駆除
「Delete」:削除
「To vault」:隔離部屋に移動
である。
KeepとDenyが出てくるタイミングが異なることに注意する。つまりOn-Closeで発見したファイルはまだVirusは行動していないので実害は無いとしてKeepが許されるということだ。しかし次回Open時か実行時に再検査され感染と判定されると、そのときはDenyかDeleteしなさいという仕組みである。この画面では「Keep」も「Deny」のボタンも表示されていない(Continueが出てくる)。EicarのテストVirusなので駆除もなにも出来ないからなのか?
E-Mailのスキャンの設定で重要なことは、Outlook(Expressを除く)、MS-Exchange、Eudora、The Bat!を使用する場合は各メールクライアント専用Plug-Inの導入だけ、その他のメールクライアントはほんのちょっとだけ設定が必要ということ
筆者はBecky(Outlook ExpressやEdMaxでも同様)使いなので標準の「Personal E-Mail
Scanner」を使用し、「Use the personal test configuration」を選択する。
なお、この画面で「Disable plugin」をクリックするとE-Mailスキャンが無効になる。
設定には「Configure」と「Properties」の2つがある。先にOutlook Expressは設定が必要と書いているが、実際に試してみたところ何も設定を変更しなくてもちゃんと動作したので、本当のところは設定の変更が必要な場合だけ設定すればいいのだろう。
とりあえずデフォルトの状態で試してみて、うまく動作しないときは設定を変更するのが良いと思う。動作のための確認手順は
|
つまり筆者が試したところではOutlook Express、Becky、EdMax、Datulaでも「Use
the personal test configuration」に変更しただけでちゃんと送受信ともに動作することが確認できた。もしうまく動かないときだけ以下の「Properties」設定変更の内容を参考にしていただきたい。
(注意) 「Use shared test configuration」でも使用できる場合が多いが、Grisoftは「Use
the personal test configuration」で使うように推奨している。
E-Mailスキャンの「Configure」の画面は接続ではなく、スキャンの設定なのでメールクライアントに関係なく見ておく必要がある。
「E-Mail Scanning」のところでIncoming(メール受信時)とOutgoing(メール送信時)の「チェック動作の有無」と「確認メッセージの添付有無」、「添付ファイルがあるときだけ確認メッセージを添付する」をそれぞれ指定する。
「Certify Mail:確認メッセージの添付」にチェックを入れるとメール送信時ならAVGがスキャンして感染がないことを確認したという次のような内容の文が付加される。
| 「Outgoing mail is certified Virus Free. Checked by AVG Anti-Virus (http://www.grisoft.com). Version: 7.0.279 / Virus Database: 264.12.7 - Release Date: 2004/11/01」 |
最近ではVirusがこのようなメッセージを添えたVirusメールを送信するので受信者は確認メッセージがあるからといって信用してはいけないのも現実である。
「Scan inside archives:圧縮ファイルもスキャンする」の対象となる圧縮形式はマニュアルスキャンと同じでRAR,ARJ,ZIP,MSCABなので日本で広く普及しているLHZは未対応なのが少し不満。
「Attachment filter」は添付ファイルの取り扱いについての設定で上から順に「拡張子やメッセージ形式に関わらず未知Virusのチェックを行う」(つまり添付ファイルの偽装などもチェックするということ)、「パスワード保護された圧縮ファイルは隔離部屋に移動する」、「下記条件の添付ファイルを隔離部屋に移動する」である。
隔離部屋に移動する条件は「実行形式(exe,comやscrなど)の添付ファイルは隔離部屋に移動する」と「全てのドキュメント形式は隔離部屋に移動する」である。また隔離部屋に移動するファイルの拡張子を指定するBoxがある
添付ファイルの扱いが相当厳密にできるようになっているのがお解かりいただけただろう。次はメールクライアントの設定とも関連する「Properties」の設定
ここではあまり変更する箇所は無い。
「Network connection」ではダイヤルアップかLAN接続かを選択する。
「Statistics」は状態表示で「Progress」は上から
「E-Mailスキャン時にタスクトレイにアイコンを表示する」
「ダイアログを表示する」
である。
タスクトレイの表示をONにするとAVGのアイコンがくるくる回りだす。またダイアログ表示はタスクトレイの上に「E-Mail
Scanが動いています」のような表示が現れる
つぎはLogの設定。E-Mailスキャン専用のログを設定する
E-Mailスキャン専用のログなのでデフォルトのままで使用してもなんら問題ない。上の「Create
new log file」はログファイルの生成タイミングで、上から順に
「1日ごと」
「1週間ごと」
「1ヶ月ごと」
「指定したサイズを超えたとき」
になっている。
あとはログの内容の詳しさとログファイルのフォルダの指定だ。
ログの内容の詳しさをMaximumにするとメールサーバとのコマンドのやり取りまで記録される。もしE-Mail
Scannerがうまく動作しないときには、このログ詳細レベルを変更することで、どこで失敗しているのかを判断する手助けになるだろう。
「Display log」ボタンをクリックしてもログサイズが大きすぎると表示されない現象が現バージョンで見つかっている。そんなときはメモ帳で参照するとよい。
ここからがPOP3やSMTPがAutomaticで動かなかったときに必要な「Servers:サーバ」の設定。
ここではAVGがPOP3やSMTPのProxyとして動作する設定を行う。「Modyfy」ボタンをクリックして設定を変更してみよう。下にあるHighlighted〜はそれぞれ指定してあるサーバの状態を表している。
設定はあまりむつかしく考える必要は無い。POP3の設定からみていこう
通常はこのデフォルトのままでちゃんと動作するはずだ。
設定内容は「Type of login」は「サーバにログインする形式」で3つのタイプから選択する。3タイプは上から順に
「Automatic」:自動認識
「USER/COMPUTER」:ユーザー/コンピュータ名による指定
「Fixed host」:ホスト名を固定で指定
である。
筆者が試したところでは「Automatic」で問題なく動作した。
「Additional settings」以下は上記の項目で「Automatic」以外を指定したときに設定する。上から順に
「メールクライアントからAVGがデータを受信するポート番号」
「APOPを使用する」
「コネクションの形式(SSLなど)」
「メールクライアントの設定変更の参考」
「この設定をメールの送受信で有効にする」
である。
APOPを使用するには下記の注意が必要です
|
SSLを使用する場合も同様に注意が必要です
|
SMTP承認を使用する場合
|
繰り返すがAutomatic以外を選択して以下の設定を変更しなくてはいけないケースは「サーバに接続できないなどのエラーがでたとき」である。従ってAutomaticの設定で必ず送受信のテストを1回行って欲しい。
ログイン形式を変更してみると「メールクライアントの設定変更の参考」の箇所が変っていることがお解かりいただけるだろう。ただし現行バージョンではこの記載が間違っていて、「USER/COMPUTER」では「Server
127.0.0.1:10110 user/computer」にならなくてはいけないのだが「user」だけになっている。これはFixed
hostとUSER/COMPUTERで表示すべき内容が入れ替わっているというミスだろう。
また「Use APOP when available」の設定とクライアント側の設定については上記囲みの記載を読んでいただきたい。APOPがテストできない筆者のために掲示板でご協力いただいた多くの方に感謝いたします。
次はSMPTの設定
ここではFixed hostの設定例である。Fixed hostを選択するとSMTPサーバ名を入力するエリアが有効になる。
「Detail settings」では上から順に
「ローカルポート(メールクライアントで指定する)」
「メールデータの処理」
「コネクションタイプ」
を設定する。
メールデータの処理はAutomatic(自動送信)とManual(手動送信)があるが、ここは必ずAutomaticに設定する。これはメールの送信データを一時ファイルに格納してスキャンを実行した後、SMTPサーバに対してメールを自動送信するか、手動で送信処理を行うかであり、手動にする理由はない。
Administrative serverはPOP before SMTPなど送信前にPOPサーバに対して承認などを行う必要があるときに、対応するPOPサーバを指定する(POP3で設定した内容から選択する)
では実際にメールクライアントで変更する内容は(Outlook Expressを例とすると)
変更前の状態が左図であるが、この状態から「受信メール(POP3)」と「送信メール(SMTP)」の箇所を変更する。上図の「E-Mail
Client POP3 server settings」にあるように「127.0.0.1」に変更する。左図ではアカウント名が空白になっているが実際にはちゃんと登録してあるので誤解なきよう・・
上記画面の「Type of login」でUSER/COMPUTERを選択したときにはアカウント名に「eazyfox/eazyfox.homelinux.org」とアカウント名+"/"+サーバ名が入る
次はポート番号の設定
ポート番号は上図の「Local port(used in e-mail client)」で設定した番号になるので「送信メール(SMTP)」は"10025"、「受信メール(POP3)」は"10110"に変更する。
・Automaticの設定
メールサーバがSMTPが25番ポート、POP3が110番ポートを使っているのなら、ほとんどの場合Automaticの設定が使える。
| Automaticの設定 (メールクライアント側) |
POP3サーバ アドレス | pop.xxxx.ne.jp(POPサーバを指定する) | メールクライアント側の設定を変更する必要は無い。 複数のサーバ、複数のユーザーでもAutomaticの設定は1つでよい |
| POP3サーバ ポート | 110(POPサーバのポートを指定する) | ||
| POP3のユーザー名 | ユーザー名 (例:eazyfox) |
||
| Automaticの設定 (AVG E-Mail Scanner側) |
Type of login | Automaticを選択 | |
| Local port | 10110(初期値) |
| Automaticの設定 (メールクライアント側) |
SMTPサーバ アドレス | smtp.xxxx.ne.jp(SMTPサーバを指定する) | メールクライアント側の設定を変更する必要は無い。 複数のサーバ、複数のユーザーでもAutomaticの設定は1つでよい |
| SMTPサーバ ポート | 25(SMTPサーバのポートを指定する) | ||
| Automaticの設定 (AVG E-Mail Scanner側) |
Type of login | Automaticを選択 | |
| Local port | 10025(初期値) | ||
| SMTP サーバ名 | 指定できない |
Automaticはメールクライアントの設定を変更する必要は無い。またAVG側の設定も変更する必要は無い。通常のメール送受信であれば複数のサーバに複数のユーザー(アカウント)を持っていてもAutomaticで対応できる。「POP before SMTP」も「SMTP承認」もAutomaticで対応可能。メールサーバが25,110以外のポートを使っている場合はFixed Hostを使うこと。
・USER/COMPUTERの設定
POP3(受信側)だけ設定できる方式で、ユーザーIDにPOP3サーバ名を付加することにより受信サーバを指定する。
| USER/COMPUTERの設定 (メールクライアント側) |
POP3サーバ アドレス | 127.0.0.1 | 複数のサーバ、複数のユーザーでもE-Mail Proxy Serverの設定は1つでよい |
| POP3サーバ ポート | 5200([Local port]で設定した値) | ||
| POP3のユーザー名 | ユーザー名/サーバ名 (例:eazyfox/smtp.softhome.net) |
||
| USER/COMPUTERの設定 (AVG E-Mail Scanner側) |
Type of login | USER/COMPUTERを選択 | |
| Local port | 5200(初期値)。5200以外でもよい |
USER/COMPUTERの設定ではPOP(受信)側の設定は1つだけでよい。つまりPOPユーザー名に設定されている「ユーザー名/POPサーバ名」のサーバ名のところをAVGが判断して、指定されたサーバへメールを転送するからである。ただしSMTP(送信)側の設定ではUSER/COMPUTERが使えないので複数アカウントで使用する場合はSMTP側は「Automatic」か「Fixed host」の設定を行う
・Fixed hostの設定
POP3、SMTPともにサーバごとに設定を行う。ポート番号が標準の25番や110番以外を使用するサーバでは、この方式で設定しなければならない。またSSLを使ってメールの送受信をするときはFixed hostを使えとGrisoftは言っている(筆者はSSLを使っていないので試したことがない)
| Fixed hostの設定 (メールクライアント側) |
POP3サーバ アドレス | 127.0.0.1 | POP(受信)側はサーバごとにE-Mail Proxy Serverの設定を行う |
| POP3サーバ ポート | 5200([Local port]で設定した値) | ||
| POP3のユーザー名 | ユーザー名名 (例:eazyfox) |
||
| Fixed hostの設定 (AVG E-Mail Scanner側) |
Type of login | Fixed hostを選択 | |
| Local port | 5200、5201とサーバごとに変更する | ||
| POP3 サーバ名 | pop.softhome.netなどPOPサーバ名を設定する |
| Fixed hostの設定 (メールクライアント側) |
SMTPサーバ アドレス | 127.0.0.1 | SMTP(送信)側はサーバごとにE-Mail Proxy Serverの設定を行う |
| SMTPサーバ ポート | 5100([Local port]で設定した値) | ||
| Fixed hostの設定 (AVG E-Mail Scanner側) |
Type of login | Fixed hostを選択 | |
| Local port | 5100、5101とサーバごとに変更する | ||
| SMTP サーバ名 | smtp.softhome.netなどSMTPサーバ名を設定する(ポート番号もsmtp.softhome.net:25000と指定することも可能) |
ここまでがE-Mailスキャンでホストにうまく接続できないときの設定である。「Use the personal test configuration」と「Automatic」の設定でメールクライアントの設定を変えずにOutlook Express、Becky、EdMax、Datulaを試して動作確認できている。筆者の環境(POPはUSER/COMPUTER、SMTPはFixed hostで各サーバごとに設定している)
のFreeメールアカウントにおいても問題なく動作していることを付け加えておく。Fixed Hostを使用しているのはSoftHome.netのポート番号が通常の25番と異なるためである。
実際にVirusメールを受信すると
このようなVirusを見つけて駆除したという文章が付加される。ここで見つかったのはBagle.AZというものでVirus本体は隔離部屋に移動させられている。
同様に添付ファイルの移動を「Configure」の「Attachment filter」で指定するとVirusの有無に関係なく隔離部屋に移動される。
このメッセージはメールクライアントによって表示のされ方が異なる。Outlook
Expressでは本文の下に表示されるが、Beckyでは別のパートとして表示される。
また送受信時に付加される確認メッセージ例は下記のとおり。この内容は「Configuer」→「Details」で変更することも可能だが、「このメールはウィルスに感染していません」なんて変えても「ホントかよ?」と思われるだけなのであまりお勧めしない。
| 送信時 | Outgoing mail is certified Virus Free. Checked by AVG Anti-Virus (http://www.grisoft.com). Version: 7.0.279 / Virus Database: 264.12.7 - Release Date: 2004/11/01 |
| 受信時 | Incoming mail is certified Virus Free. Checked by AVG Anti-Virus (http://www.grisoft.com). Version: 7.0.279 / Virus Database: 264.12.7 - Release Date: 2004/11/01 |
AVGがローカルで持つVirus辞書で「Update」の実行が可能。
スケジューラは定期的なUpdateやスキャンを行うときの日付や時間を設定する機能である。デフォルトで1日1回のフルスキャンの設定とUpdateの設定があらかじめ用意されている。新しくスケジュールを登録しようとすると「Pro版だけの機能なのでFree版ではスケジュールの追加はできませんよ」と断られてしまった。
スキャンのスケジュールには「フルスキャン」しか選択できないが、スキャンを開始する時間とスキャン動作に失敗したときは次回PC起動時に再度スキャンするの指定は可能。「Periodically
start 〜」は定期的にスキャンを行うときにチェックを入れる。そしてスタート時間の設定。その下の「If
missed,〜」はスキャン開始に失敗したときに次回PC起動時にスキャンを行うときにチェックを入れる。つまり定期スキャンなんて要らないというときはチェックを全て外すとよい。
Updateのスケジュールは開始時間と接続失敗時にリトライするかの指定がある「Periodically
start 〜」は定期的にアップデートを行うときにチェックを入れる。そしてスタート時間の設定。その下の「If
missed,〜」はUpdate開始に失敗したとき(指定時間にPCの電源が入っていなかったときを含む)に次回接続時にUpdateを行うときにチェックを入れる。こちらもスキャンと同様に定期Updateは必要なければチェックを全て外す
| ・PC起動時に勝手にフルスキャンが実行される、または勝手にUpdateするのを止めたい 上記のように「指定時間にスキャン(Update)が失敗したとき次回PC起動時にスキャン(Update)する」のチェックを外すと勝手にスキャン(Update)するのを止められます。 |
エクスプローラの右クリックメニューで「Scan with AVG Free(AVGでスキャンする)」の機能を有効/無効にする設定を行う。また拡張シェルのスキャンの設定も可能だが、画面はマニュアルスキャンの設定画面と同じなので省略する。
Virus定義ファイル(Virus辞書)やプログラムの更新を行うUpdateの設定を行う。Updateのデータを取得するのは起動時やスケジューラの設定だが、ここでは取得したUpdateデータをどのタイミングで更新するかを指定する。ここでいうUpdateデータはVirus定義ファイルのことではなくスキャンエンジンやコンポーネントといったプログラムのこと。
「Properties」ではUpdateのタイミングを指定する。上から順に
「次回コンピュータのリスタート時にUpdateする(Updateの取得と準備だけ行い次回リスタート時に更新する)」
「取得後すぐにUpdateする」
の2パターンである。
取得語すぐにUpdateするでは確認やリスタートの方法をさらに3パターンから選択する。3パターンは上から順に
「リスタートが必要なときは確認する」
「直ちにリスタートする」
「次回コンピュータリスタート時に適用する(リスタートなし)」
である。
その下には「Update元(Internetかファイルか)を尋ねない」
「Updateの進捗情報を表示する」
「アプリケーションの終了が必要なときは確認する」
である。Outlook ExpressなどはUpdate時に開いていると障害になるって書いてある。きっとE-Mailスキャンの関係でメールクライアントの実行時にUpdateするのはよくないのだろう。
つぎはUpdateの回線などの情報の設定(Settings)
筆者はProxyを使っていないのでこの画面で設定する内容は無いが、Proxy利用者はここで「Proxyサーバアドレス」や「ポート番号」とProxyで認証が必要な場合の「ユーザー名」、「パスワード」の設定を行う。
次はダイヤルアップの設定
ダイヤルアップ接続で使用するときにはここで設定を行う。最近は少ないかな・・・ダイヤルアップ。ダイヤルアップを使うときには「Use
Dial-Up〜」にチェックを入れて、下にある項目を設定する。項目は上から順に「自動接続する」、「他のコネクションが使用中のときは、そのコネクションを利用する」、「コネクションの選択」、「Update取得後にコネクションを閉じる」、「コネクションの開設前に問い合わせを行う」である。
最後にUpdateモジュールを取得するサーバの設定
残念なことにどうやらFree版では1つしかサーバが設定できないようだ。レジストリや設定ファイルを色々探して見たがサーバのアドレスは見つからなかった。有償のPro版ではUpdateモジュールの小ささと高速性をアピールしているので旧バージョンのようにVirus定義ファイル全体を再取得するようなUpdateではなく、差分更新になったのだと思う。したがってFree版でもUpdateモジュールの取得にさほど時間はかからないと思われるので必要にして十分ということなのかもしれない。
Virus感染ファイルや危険なモジュールを見つけたときに格納される隔離部屋の設定
左のツリーは日付ごとの感染/隔離ファイルかVirus名ごとのリストを選べるようになっている。上にあるボタンは左から
「詳細情報」
「完全消去」
「修復」
「元に戻す」
「表示のリフレッシュ」
「Help」
「終了」
である。
修復は1回だけ可能で(何回も修復しようとしても”できないものはできない”とボタンが押せなくなる)。リストにVirus名が無いものはメールの添付ファイルフィルタの設定等で感染していなくても隔離部屋に移動させられたものである。
詳細情報は
ファイル名やVirus名のほかにメールであればヘッダの情報が表示されているのがわかる。
隔離部屋の設定はメニューバーの「Setting」で行い、最大サイズや日付経過による削除の指定が可能になっている。
その他の情報は別ページに移動しました(あまりにもページが大きくなりすぎたので)。
毎度のように雑多な情報を含めて整理されていない書き方で申し訳ない。ご不明な点、ご指摘はぜひ掲示板のほうへお願いしたい。左図はGrisoftのサイトから拝借してきた。豚の親玉には兄弟が居るらしい・・・